ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

それから…

すぐに広夢は地元へ帰ってきた。

広夢の通夜が何日か後に行われた。

通夜には三人で行った。

雪が降り注ぐ夜だった。

広夢の家の前には提燈があった。

家の中に入ると家の中は温かかった。

薄暗い部屋の一室に人が集まっていて、棺が置いてあった。

一人一人お母さんに挨拶をしていた。

広夢には父親はいなかった。

お母さんが女手一つで育ててきたようだ。

地方によって通夜の方式は異なるがこの辺りでは筆で故人の唇を濡らしていた。

帰りに広夢のお母さんやお兄さん達にお礼を言われた。