ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

携帯がなった。

時刻は夜の10時前後。

葵:
「だれだろう?この時間に…」

電話の相手はゆうだった。

葵:
「もしもし…」

ゆう:
「さっき…」

葵:
「…」

ゆう:
「さっき…広夢が亡くなったって。」

葵:
「そっか…」

ゆう:
「うん…」

葵:
「また、なんかわかったら教えてよ。」

ゆう:
「うん。じゃあね。」

電話を切った。不思議と涙は出なかった。