ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

広夢の兄貴に引き止められ、
控え室に五人で入っていった。

広樹:
「よく来てくれたな」

葵:
「…」

広樹さんはたんたんと話していた。

急に、おれは思い出したことがあった。

葵:
「どーして…」

広樹:
「うん?」

葵:
「どーしておれに電話してきたんですか?」

広樹:
「あー、それはねちょっとした手違いだったんだ。」

葵:
「手違い???」