ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

バスの車内は乗客は一人のみ。

車内では不安を助長させるような物寂しさだった。

『大丈夫だ。なんともない。
きっと、新手のドッキリだ!
たぶん、みんなして裏で手を引いているんだ。』

実際に何度か4人にドッキリを仕掛けられ
メッチャきれたこともしばしばあった。

そんなことを考えながら図書館に着いた。

ゆうが外で待っていた。

ゆう:
「話って何?」

葵:
「なんかさ、広夢の兄貴から電話が来たんだよ。」

ゆう:
「えっ!?」
「…」

ゆうはやけにびっくりしているようだった。
顔も青ざめたように落胆している。