ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

そしたら、調子悪そうな広夢が口を開いた。

広夢:
「咳なかなか止まらないんだよな。
ゴホッ、ゲホッ、ゲホッ…
ゴホッ、ゲホッ、ゲホッ…
しかもさ、血痰も出て来るんだよ」

葵・ゆう:
「だいじょうぶかよ!?」

広夢:
「まあ、大丈夫だけど、
ただ、近所のおばさんには普通の咳じゃないって言われるし」

ゆう:
「無理するなよ…」

広夢:
「教務主任には1度精密検査しろって言われるし」

葵:
「肺癌なんじゃねーの(笑)」

広夢
「んなわけねーだろ!
ははは…」

葵:
「とにかくさ、あまり無理すんなよ。」

広夢:
「…わかった。」