ハナミズキ~先に去ったあいつへ~

一月に入りもう、国家試験勉強真っ只中ですよ!
そんな中、変な咳をする奴がいたんだな…

ゴホッ、ゲホッ、ゲホッ…

ゴホッ、ゲホッ、ゲホッ…

葵:
「大丈夫か?」

そいつは、大丈夫大丈夫って軽く流していたっけ。

顔色はとくに変わりはなかったけど
とにかくひどい咳していたな。

まるで、ひどい病気のような…

でも、一週間くらいしたある日…

その日もいつものように隣接する食堂に
3人で歩いて行こうとしていたんだよね。

冬の寒い日でさ、
風が肌に突き刺さるような寒さで大変だったな…