証

そして体育も終わりお昼になった。




咲は修平が着替え終わるのを待ち一緒に教室に戻ってお弁当を持ち屋上へ向かった。




いつもの場所に座りお弁当を広げた。




そして咲と修平は咲のお弁当の中を見て唖然とした。




そこには墨汁がたらされていて鉛筆の削った物、消しゴムのカスが入っていた。




それを見ると修平は立ち上がり走って屋上を出て行った。




そして少しすると声が聞こえてきた。




『痛い!! 離してよ!!』




修平は河野を連れてきた。




『これお前だろ!?』




修平は怒鳴るように咲のお弁当を指し言った。




『何でこんな事するんだよ!! 咲がお前に何かしたか!? お前が気に食わない事してるか!? 愛ちゃんだってそうだ お前に何かしてたか!?』




『あんたには関係ないじゃん!!』




『関係あるんだよ!! 咲いじめたら許さねぇ言っただろ!? だいたいお前なんだよ!? いきなり性格変わったしよ』




『煩い!! とにかくあんたには関係ないんだよ!!』




河野は修平の手を振り払いその場から駆けるように立ち去った。