咲は体育館の端のほうに座った。
それを見つけ修平が駆け寄ってきた。




『咲 見学?』




「うん ちょっと調子悪くて」




『大丈夫か? 熱でもあんじゃね?』




そう言いながら咲の額に手のひらを当てる。




『ん~ 熱はないみたいだけど』




「大丈夫だよ ちょっと調子悪いだけだから」




『そうか? じゃあ咲は俺の活躍しっかり見とけよ!?』




修平はニカっと笑い言うとみんなの元へ駆けて言った。