教室へ戻っても咲と修平は楽しげに話す。




『ちょっとあんたらウザいんだけど?? つき合ってるか何だか知んないけどさ』




河野が窓際から腕を組言ってくる。




『はっ!? ただ話てるだけじゃん? お前にそうゆう事言われる筋合いないし つかお前のそうゆう態度のほうがウザいわ』




『チッ』




河野は軽く舌打ちをし廊下へと出て言った。




『咲 ごめんな?』




「しゅうちゃんが悪いんじゃないよ?」




『うん…… 河野さ家近くて昔はよく遊んでたんだよ 幼なじみってやつ? だけどいつからか態度が変わってさ……』




「そうなんだ……」




『まぁ気にすんな!!』




修平は咲の頭をクシャクシャと撫で言った。




そして先生が入って来てそれぞれの席に着いた。




睡魔と戦いながらも午後の授業は終わった。




『咲 そこまで一緒に行こ?』




「うん」




咲と修平は途中まで一緒に歩いた。




『じゃあ明日な また連絡するな』




「うん サッカー頑張ってね」




『おぉ 咲もな』




「うん」




手を振り咲は音楽室へと向かった。