『あれ? 今日2人なんだ?』




河野が咲と修平の話を割るかのように口を挟んできた。




『愛ちゃんなら転校したよ』




『あっ そうなんだ? あ~ぁ ストレス発散に最適だったのになぁ あの子』




『んぁ? やっぱいじめてたのはお前かよ?』




『そうだけど?』




『てんめぇ~』




修平は立ち上がり河野の肩を掴み壁に押し潰した。




『何でいじめてたんだよ!!』




『あんたには関係でしょ?』




『はっ!? 関係あるに決まってんだろ?』




「修平くん 止めよ?」




咲が河野と修平の間に入り仲裁した。




『だってよ!!』




そんな事をしてると直人が教室に入ってきた。




『てめぇら 廊下にまで響いて煩いんだけど?』




『はっ!? てめぇには関係ないだろ??』




『はい はい そうですね ではご自由に』




直人は嫌みそうに言い席に座り机に顔を伏せた。




そんなやり取りの中、先生が来て朝のHRになった。




HRで愛が転校した事は告げられた。