「無理に学校来ることないよ!?」




咲と修平は毎日のように口にした。




『でも 愛ね夢があるから卒業しなきゃ』




返事はいつもこうだった。




墨汁、画鋲、投げつけられる紙、鞄や靴の隠し、毎日毎日続いた。




そして日はたち夏休みとなった。