そして2人は授業を終え病院へと向かった。




トントン




『はい』




愛の母の返事が聞こえ中へと入った。




『修平くん!!』




『咲ちゃんから聞いて 心配になってな』




『そっかぁ でも愛は大丈夫だよ』




『ほんとに?』




『うん 怪我もたいした事ないって』




[よかった]




咲と修平の声が重なる。




『2人とも ありがとうね 退院もすぐ出来るから心配しなくて大丈夫よ じゃあお母さん着替え取りに家帰るわね お邪魔しちゃいけないし』




ニコッと微笑むと愛の母は部屋を出た。




『てか誰かに押されたんだろ!?』




『うん…… 記憶が曖昧なんだけど押された気がする……』




『心当たりは? 河野とかじゃないのか?』




『それは誰かわかんない だって愛の他に誰もいなかったもん でも警察で調べてくれてるから』




『そうか? たっく 誰だよな………』




怒りが治まらない修平。




『心配してくれてありがと』




『あったりめぇだろ!? 大事なダチなんだから なぁ? 咲ちゃん』




「そうだよ 愛ちゃんは大事な友達なんだから」