トントン




『はい』




扉を開け入ってきたのは警察だった。




『南暑の物ですが昨日の事故について聞かせてもらえますか? あなたを背後から押した人物がいたと言う目撃証言もありますので』




『それ誰なんですか?』




『お母さん それは今調べてます』




『まず人に着けられている気配とかはなかったかな?』




『ないです』




『こんな言い方はおかしいけど誰かに恨まれてるとかは?』




『ないです』




『最近身近でトラブルなどは?』




『ないです』




『困ったな…… 少しでも手かがりないと』




『あの……… すいませんがまたにしてもらっていいですか? この子も混乱してると思うので………』




『そうですね 後日お伺いいたします そちらで何かわかったら南署のほうまでお願いします』




『分かりました』




母は頭をペコリと下げ警官も出て行った。




『咲ちゃん 咲ちゃんは学校行ってらっしゃい ここは私達がいるから』




『でも』




『咲ちゃん 愛は大丈夫だから』




『愛もそう言う事だし』




『分かりました じゃあ帰りにまた来ます』




『分かったわ 気をつけてね』




「はい じゃああとでね」




『うん』




咲は愛に手を振り病院をあとにした。