そして手術室の扉が開いた。




『あの 愛は 愛は大丈夫なんですか?』




『命は取り留めましたが……』




そう一言だけ言い医者は去って行った。




愛は病室に移され愛が起きるのを待つ事にした。




そして途中で寝てしまったのか気づくと朝になっていた。




「んっ………」




カーテン越しから差す太陽に目が細まる。




『咲………ちゃん?』




「愛ちゃん 気がついた?」




[愛]




愛の両親も起きた愛に気づくいた。




『ここどこ?』




『病院よ』




『病院? 何で?』




『愛 昨日車に跳ねられて』




『えっ?』




『愛 何か覚えてない? 愛から飛び込む訳ないよね?』





『うん……… そういえば誰かに背中押されたような………』




愛は記憶を辿り思い出していた。