そして夕食を済まし部屋へ戻り勉強なんてする気もなく携帯小説を読み出した。




8時前だろうか母が愛のお母さんから電話だと言ってきた。




「お母さん? どうしたんだろ?」




不思議に思いながら受話器を取る。




「もしもし」




『咲ちゃん!?』




「はい」




『愛がね 愛が……… 車に跳ねられて……』




電話越しに泣く母。




「えっ!! 今何処なんですか?」




『南三原病院……』




「すぐ行きます!!」




咲は病院を聞くと病院へと急いだ。