証

『おい!! 河野 どこ行くんだ？』




『うっせぇんだよ!!』




『お前 先生に向かってその口の聞き方は何だ!!』




廊下から河野と先生のやり取りが聞こえた。




『おい 何があったんだ？』




先生がそう言いながら入って来た。




『修平くんが美奈ちゃんいじめて～』




河野といつも連んでる佐々木が言った。




『俺いじめてねぇし つか、いじめしてんのはお前らじゃねぇのかよ？』




『何よ？ 私達が誰いじめてるって言うの？』




『愛ちゃんだよ これ書いたのもお前らじゃねぇのかよ!!』




修平は愛の机を差し言う。




『違うよ!!』




『じゃあ誰だよ？』




『ちょっと待て』




先生が仲裁に入った。




『これを書いたのは誰だ？』




静まり返える教室。



『とりあえずこれは君達の担任に報告しておく じゃあ席ついて』




そしてそれぞれの席に着き授業開始となった。