それからも愛への行為はますばかりだった。




愛は毎日靴をひっくり返して中を確認する。




画鋲が一つ、二つ




『また入ってるね』




「これ言ったほうがいいよ?」




『大丈夫だよ 私には咲ちゃんと修平くんいるし』




「だけど」




『おっはよ~』




そんな事を話てると修平も登校して来た。




『何かしんみりしてねぇか?』




『そんな事ないよ ね? 咲ちゃん』




「ぇっ? ぅうん……」




『そうか? くぁ~ しゃあねぇから今日も退屈な授業受けてやるか~』




修平は伸びをしながら言う。




『ボーとしてねぇで教室行くぞ?』




[ボーとしてないし]




同時に言う私と愛。




『今揃ったね』




「うん」




目を合わせて笑う。




『じゃあしゃあねぇから行きますか』




「だね」




咲達は教室へ向かった。