「愛ちゃん イジメられてないよね?」




咲は突発的に言った。




『イジメられてないよ』




「でも画鋲といい鞄といい靴といい、おかしくない?」




『でも、こんなのすぐ終わる 大丈夫だよ』




愛は笑顔で言う。




「でも……」




『咲ちゃんが思ってる事はないから ね?』




「うん……」




そんな話をしてると別れ道についてしまう。




『じゃあ明日ね』




「うん バイバイ」




咲と愛はそれぞれの家へ帰った。