そして部活も終わった。




『咲ちゃん 途中までっても学校出るまでだけど一緒に行こうか?』




「いいですよ」




『じゃあ行こ』




中田先輩は咲の手をひき教室を出た。




どこに住んでる?とか中学どこだった?とかそんな他愛のない話をしながら下駄箱に向かった。




クラスごとに下駄箱は別れている。




咲は一年生の下駄箱に。




中田先輩は二年生の下駄箱にそれぞれ向かった。