『そう言えば修平くんは彼女とかいないの?』




『んぁ? いないけど急になんだよ?』




『ただ聞いてみただけ』




『愛ちゃんと咲ちゃんは?』




『愛はいな~い』




「私もいないよ」




『好きな人とかは?』




今度は逆に修平が聞いてきた。




『愛は修平くん♪ な~んてね』




『ゲホッ 何言ってんだよ』




愛の発言に噎せながら言う修平。




『冗談だよ~』




『全く~ 咲ちゃんは?』




「私はいないよ」




『そっかぁ』




そんな他愛のない話をしながらお昼は終わった。




『じゃあしゃあねぇから教室戻るか』




[うん]




3人は重い腰をあげ教室へ戻った。