そして、咲と愛はそれぞれ家路に着いた。




「ただいま」




『咲!! 今までどこにいたの?』




「学校だけど」




『学校から電話来たのよ!? 鞄も靴もないって』




「はぁ……」




咲は溜め息をつき階段を登ろとした。




『ちょっと待ちなさい!!』




〔バチン〕




咲は行くてを阻まれるとともにビンタをくらった。




「っ……」




『あんた入学早々から何やってんの!!』




「いいじゃん 別に」




『咲!! 今までそんな事なかったじゃない』




母は涙目で言った。




「………」




咲は母を横目に自分の部屋に入った。