咲達は教室に鞄を取りに戻り先生の目を盗んで学校を出た。




『どこ行く?』




『公園とかでよくね?』




修平の提案で咲達は公園に向かった。




そして公園のベンチに座りこんだ。




修平が鞄から何かを取り出した。




タバコを口に加えライターの火をつけた。




「タバコ吸うの?」




『おぉ』




「修平くんって悪?」




『悪だ 笑』




ニカッと笑う修平。




『愛にも頂戴』




『愛ちゃんはダメ』




『ぇ~ いいじゃん』




愛は修平の加えてるタバコを奪い吸い始めた。




『ゲホッ ゴホッ』




案の定むせる愛。




『だからダメって言ったじゃん』




呆れる修平。




『だってぇ~』




膨れる愛。




その後も他愛のない話をしたりブランコに乗ったり夕方になるまで公園にいた。




『じゃあ帰るか』




[うん]




『じゃあ俺こっちだから』




私達の帰る道と反対方向を指して言う。




『じゃあ明日学校でな』




[バイバイ]




修平は歩きながら手を振り帰って行った。




これがキッカケになったのか3人で過ごす時が多くなった。