1時間目




英語




咲は勉強が大嫌い




勉強なんてダルくて仕方なかった。




聞いてるふりをしながらノートに落書きをする。




{早く終わらないかな……}




そればかり考えていた。




1時間目が終わりに近づいた時、教室の扉が開いた。




ガラガラ




みんな扉の音に反応し注目した。




そこには直人がいた。




ダルそうに席に着く。




『君 初日から遅刻してるんじゃないよ!!』




『るっせぇなぁ』




『教師に向かってその口の聞き方は何だ!!』




『はぁ……』




直人はため息をつき机に顔を伏せた。




キーンコーンカーンコーン




1時間目の終わりのチャイムが鳴る。




{やっと終わった……でも5時間目まである……}




気が滅入りそうだ。