「頭痛い~」




咲は頭を抱えながら起きた。




『つかお前昨日酔いつぶれたんだけど?』




「何も覚えてない」




『咲ちゃん なおと~ ちゅ~とか言ってたよ 笑』




たくがニコッとしながら言う。




「はっ? 誰がこんな奴と……」




『こんな奴で悪かったな』




「てか頭いったい~」




『お前二日酔いだわ』




『咲ちゃん 寝ときなよ』




真が水と薬を持ってきてくれた。




「ありがとう ごめんね 迷惑かけちゃって」




『全然いいよ てか咲ちゃん亜美かはるの家居させてもらえないかって聞いたんだけどマンションだし家族いるから難しいみたい……』




「そっか……」




『ここでいいなら居ていいからね』




『何なら家来る? 笑』




『お前の家は散らかってるから咲ちゃんが大変だわ』




『最近は片づけてるよ~』




「じゃあたくの家は今度遊びに行くよ!!」




『こいつの家、足の踏み場ないよ 笑』




「掃除してあげるよ」




『まじで? 超助かる!! てか咲ちゃん休まないと』




「うん おやすみ」




『おやすみ』




咲はそのまま眠りについた。