「てか直人って本当は優しいんだね?」




『何だよ? それ?』




「だって学校いつも不機嫌そうだったしそれに絶対直人とは関わりたくないって思ってた 怖そうだったし」




『見た目で決めんなよ 笑 学校はダリぃしめんどいからな』




「そっか…… 今は学校行ってるの?」




『行ってねぇ それに俺には行く意味ねぇし』




咲はお粥をスプーンでかき混ぜながら話た。




『つかお前早く食って寝てろよ 熱下がってないんだろ』




直人は咲のおでこに手を当て言った。




『薬 ちゃんと飲めよ?』




「うん ありがとう」




咲はお粥を食べ終え薬を飲みソファーに横たわった。




「直人はこれからどうするの?」




『お前の看病』




直人は携帯をいじりながら言う。




「私大丈夫だよ?」




『何本気にしてんだよ 笑 冗談だよ』




「え~ 直人酷い!! もういいもん!!」




咲は頬を膨らます毛布を頭まで被った。




『すねんなって』




「すねてないもん!!」




『たっく…… しょうがねぇなぁ』




直人は咲から毛布を一枚取ると体に巻きつけ横に寝転んん。




「冷えるよ?」




咲は毛布から半分顔を出しながら言った。




『ここしか寝るとこねぇもん 俺が風邪ひいたらお前のせいな ファミレスで俺が食べたいだけ奢らす刑な 笑』




「何それ 笑」




『いいだろ 笑 それより寝とけ 治らねぇぞ?』




「うん ありがとう おやすみ」




『はいよ~』




そして咲と直人は眠りについた。