数分すると直人は帰って来た。




『咲?』




「お帰り」




『おぉ ただいま つかお粥も買って来たからちょっと待ってろ』




「ありがとう」




直人はお粥を器に入れレンジで温めた。




『あつっ!!』




「どうしたの?」




『これ超熱いんだけど』




加熱しすぎたのか器は凄く熱くなっていた。




直人は服の袖を伸ばしお粥を持って来てくれた。




咲は起き上がろうとするが直人に制御された。




『そこにいろ 俺が………食わせてやるから』




「やだよ 自分で食べれます~」




咲はあっかんべーと舌を出すと起き上がりテーブルの前に座った。




『なっ 何だよ お前は病人なんだから甘えてもいいだろ?』




「子供じゃないも~んだ」




そう言い咲はお粥を口に運んだ。
 
 
 
 
「あつっ!! 直人温めすぎだよ 笑」




『だから食わせる言っただろ?』




「何それ? 意味不だし 笑」




『うっせぇな』




そう言い直人は咲に背を向け頭をかいた。