証

そしてそのまま咲は朝を迎えた。
飛び出して来た為、携帯も何もない。
とりあえず咲は家に携帯と財布を取りに戻った。




『咲 またどこか行ってたの?』




母親が声をかけてきた。
父親もいた。
咲は思い切り父親を睨みつけた。




「こいつ夜中に私襲った」




『咲 何寝ぼけた事言ってんだ!?』




『あなたそれ本当なの!?』




『俺は何もしてない!! 変な夢でも見たんじゃないか!?』




父親はシラを切った。




「寝ぼけた事言ってんのはお前だよ!!」




咲はテーブルに置かれたコーヒーを手に取り父親に投げかけた。




「私もうこの家には帰らないから」




そう言い咲は部屋に戻り携帯と財布、着替えなどをバックに詰め修平と愛と取ったプリクラを持ち家を出た。