『俺の親も離婚してんだ…… 母ちゃんは昼間は若い男と遊んで夜はクラブで働いてる だからほとんど家にいねぇし顔も合わせねぇ 俺 咲の事何て言っていいか分かんねぇけど……』




「うん…… 直人も辛いんだね!?」




『辛くなんかねぇよ…… だけど親のそうゆう勝手が許せねぇんだよ』




「うん…… そうだね」




そして咲の携帯が鳴る。




『誰?』




「親……」




『出なくていいのか?』




「うん いいの」




『お前 今日はやっぱ家帰れ 送るから』




「嫌!!」




『心配されてんじゃねぇの? 血繋がりなくても育ての親じゃん!? 帰るぞ!!』




直人は咲の手を引き玄関を出て咲をスクーターに乗せ咲の家へと向かった。




『心配されるだけ羨ましいよ じゃあな』




そう言い直人は自宅へと戻った。