『あいつも咲が前向いて歩いて行く事を願ってると思う 咲 お前は1人じゃないんだぜ!? お前がそんな顔してたりするの見ると俺も悲しいよ』




「直人……」




直人は優しく咲を抱きしめた。




『特別に俺の胸貸してやる 泣きたいだけ泣け』




咲は声をあげて泣いた。




「私 しゅうちゃんに生きるって約束した」




『うん』




「しゅうちゃんの分も生きるって約束した なのに私……」




『もうバカな真似しないな!?』




咲はゆっくり頷いた。




『お前には俺やたく 真や亜美やはるがいるからな!? 何かあったら俺でも誰でも頼って来い』




「うん ありがとう」




『あの~ お取り込み中悪いんだけど咲ちゃんやっぱ何かあったの!?』




声をかけてきたのはたくだった。
真 亜美 はるもいた。




『てかもしかして直人が泣かした!?』




『バカお前 俺が泣かす訳ねぇじゃん』




「直人 もういいよ」




そして咲は修平が事故死した事をみんなに話た。




『咲ちゃん 時間はかかるかもしれないけど前向いて歩けるようになるから』




言ったのは真だった。