咲は学校を飛び出し走り続けた。
後を追うように修平も走ってくる。




『咲!! 待って!!』



咲は修平の声を無視し走が次第に疲れてきて足が遅くなる。




『咲!!』




修平は簡単に咲に追いついて咲の腕を掴んだ。




「嫌!! 触らないで!! 離して!!」




『咲!!』




修平は咲を抱きしめた。




「いや~!! 離して!!」




『咲 俺は何にもしないから安心して? とりあえず話そ? 公園行こ?』




修平は咲の頭をそっと撫でると公園へ行くよう促した。




咲はコクンと頷いた。




咲は修平から少し離れて歩き公園へと向かった。