「……じゃあ、公園でも行くか。」 俺は、彩魅の手を握り近くの公園まで歩いた。 公園まではそこまで時間がかからなかった。 「寒いねぇ…」 彩魅は白い息を吐きながら言った。 「もう11月だしなー。」 俺達はベンチにビミョーな距離で座り、 俺は、公園なんて何年ぶりだろと付け足した。