それは明らかに俺の寝顔だった。


しかし、ただの寝顔ならまだいい。


その写メの俺の顔には『ヨダレ』が
ついているのだ。


こんな醜い姿、彩魅に見せられるわけない。


「……わかったよ、行きゃーいいんだろ!!」


藍斗は、それでよろしいと言いニヤニヤしながら手を振りながら俺を見送った。



まぁ、あの顔が気になるが。