「食べないのか?」 「…うん、えっと…」 「なんだ?」 祐輔が眉を寄せる。 「…お」 「お?」 「…おなかぽっこりなったら、ひかない…?」 あたしは小さな声で言った。 きっと、また顔が真っ赤だ。 でも、でも。 大事なことなんだもの! あたしは自分のお腹に手をやった。 心なしか、いつもよりぽっこりしてる気がする。 すると、祐輔がプハッと大きな声で笑いだした。 「ゆ、祐輔…?」 あたしはますます恥ずかしくなる。 「いや、ごめん。あんまり可愛くて」 「かっ、可愛い!?」