あたしはつい大きな声を出してしまって、

奈月にジロッと見られた。



「何よ」


「…だって、なんか意外で」



年上だし、モテそうだし、

中学生くらいで済ませてそうなイメージ。

って言ったら、怒られた。



「あのねぇ、私はそんなに安い女じゃないわよ」


「ご…ごめんなさい~…」



「ま、いいわ。で、初めてねぇ…。

旅行なら、たしかにそういう展開なるでしょうし…まずは下着ね」


「下…着?」


「そう。勝負下着よ」



勝負…下着。


その響きに、ホントにエッチするんだ…と恥ずかしくなる。



「とりあえず、帰りに下着屋さんに行ってみましょ」