祐輔は甘くささやくと、 唇にそっとキスをした。 な、なんで、あたしが考え込んでるってわかるの~!? 祐輔には考えるなって言われたけど、 変なことが気になるあたし。 そしたら、それに気づいたのか、 祐輔がキスを深める。 頭がしびれて、なにも考えられない…。 何度も何度もキスをして… 背中に冷たい感触でハッとした。 「ゆ、祐輔…!?」 あたしはベッドに寝かされていた。 い、いつのまに!? さっきまで誰も寝ていなかったベッドのシーツはひんやりと冷たい。 「…色っぽいな」 「へ?」