その後、ご飯も終わって、

あたしはテラスと外を見ながら、時折ちらちらと部屋の中をうかがった。



ご飯を食べたテーブルは片づけられ、見えるのはベッド。


布団じゃないのがせめてもの救いかもしれない。



もしも、2枚の布団が寄り添って敷かれていたら…




恥ずかしすぎて死んじゃう!!




でも、

今から恥ずかしいことするんだ…。


あのベッドで。



そんなことを考えたら、心臓がドッキンドッキン騒ぎだし…


どうしよ…

息ができないよ。



「千沙」

「は、はいっ」


急に祐輔に呼ばれて、あたしは体がビクッとふるえた。



「風呂入らないなら、こっち来いよ」