「怪我人だぁ?
お前なぁ…
また喧嘩に
巻き込んだのか?」
その声の持ち主は、
ムクリと
起き上がった。


「ちげーよ」
悠夜が、
苦笑いする。


「じゃあなんだよ」
その人は、
そばの椅子に
かけてあった白衣を
バサッと羽織る。