保健室に着くと
「せんせー」
悠夜は、いきなり
ベッドのカーテンを
あけた。

「ちょっと、
アンタ、
何やってんの!?」
茉琴の制止も
聞かずに、
寝ている人を
たたき起こした。


「んだよ…」
ベッドの中から、
低音の声がする。

「怪我人。
早く起きろよ!」
悠夜が布団を
剥いだ。