〜おれの好きになる気持ち〜


「きれいだって言われて、嬉しかったよ。それに、可愛いだって、いい言葉だ」





そいつは、おれをじっと見て言ってきた。





真面目な顔をして、言われたからか。




なぜか、照れる。




こいつに、可愛いって言われても・・・・・・



腹がたたない。





「お前さ、名前なんていうの?」



「……涼」





――涼・・・・・・か・・・・・・。





「おれは、修。どっか、旅行でも行くの?」





飛行機に乗るのか。




なぜか



知りたいと思った。




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