「大丈夫か?」





涙も落ち着いてきた頃、先生が口を開いた。





「はい……。



えっと、、その……」



「ん、何?」



はっきりしないあたしにイライラした態度が微塵も感じられない優しい声で先生が言った。




「あたし………


その、ごめんなさい」



「え?」


先生はなんのことかわからないといった感じの顔してる。




そりゃあね。
いきなり謝られたらびっくりするよね。



でも、、、






「えっと……

色々あるんですけど、、、


まず1つは先生に酷い口の聞き方してごめんなさい。

偉そうに酷いこと言ってすいませんでした。」


「はは、そんなことか。

別に構わないよ。
敬語とか堅苦しいしね。」

そう言ってにこって笑う。






「あともう一個、、、



死ぬなんて言ってごめんなさい。



あたし…誰からも必要とされてないと思ったら辛くて、、、

唯一大好きなおじいちゃんがいなくなっちゃうなら、もう生きる意味がわからなくなって………


どうせ死ぬなら人生なんてどうでもよくなって……」


「麗さん、もう謝るのやめて?」





「え?」



ゆっくり顔を上げ、先生の方を見た。