ピッ……ピッ……ピッ
ん…………?
あれ………あたし…
「気がついた?」
え?
ベットサイドには先生がいて、胸にはモニターが取り付けられていた。
「あたし……」
「あのまま気を失ったんだ。
熱あるのに無理するから。
お願いだから、もうこんな無茶はしないって誓って」
だから!
あたしは死ぬって決めたんだってば!!
もう!!
どうすれば………
こうなったら、騙すしかないよね。
「先生、心配かけてごめんなさい。
先生に言われて目が覚めました。
あたし、、もう死ぬなんて考えません。
薬ちゃんと飲んで、家で安静にしてます。
だから、、、、
もう退院させて下さい!」
あたしは、嘘をまるでほんとのように一気に言った。
ちゃんと敬語使って、いい子に振る舞えば信じてくれるはず、そう思った。
でも、、、、、、

