いかないで…………
いや………………
お願いだから……
私を1人にしないで………………
…………いっ……
おいっ………しろ!………
え…………?
何…………??
誰かが呼んでる気がする…………
「おいっ!
しっかりしろ!」
その声に、目をあける。
真っ白な天井、真っ白な壁。
また、倒れちゃったのかな………。
「大丈夫か?」
頭が割れるように痛い。
全身が燃えるように熱い。
ベッドサイドには、先生がいた。
「おじいちゃん、
死んじゃった………」
これからどうしようか。
あたしにはもう、生きる希望もなくなった。
もう、頑張らなくていいんだ……。
頑張る必要、なくなっちゃったもんね……………。
早く、おじいちゃんの傍にいきたい。
ベッドから起き上がろうとする。

