海と少女と介護士と

俺は決心すると同時に園長室に足を運んだ。

「あの!!!!」

「何ですか?」

「実は……。」


話す内容はもちろん海羅のことだった。
俺は海羅に【諦めない】事を学んだ。だから恩返しがしたかった。
ただそれだけ。




海羅を海に連れて行ってやりたい。




園長は快く許可を出してくれた。


でも海に行く事は、まだ海羅には内緒。

俺が最後の出勤日に連れてってやるんだ。