夜中、目が覚めてリビングへ下りた。 「慧くんと別れて、大分ショックだったのね。」 「"病気"のことは言ってないんだろ。」 「病気は慧くんの重荷じゃなくて、碧の重荷になっているのよ。」 「変われることなら変わってやりたい。」 お父さんのこの一言で私は後悔を感じた。