「そんなに良かったか?」 「何が?」 「芸能人の彼女が。」 「慧を芸能人として見たことなんか好きになってからないよ。初めは芸能人として見ていた部分もあったけど、いつも、慧は慧として見てた。」 「………」 「廉は忘れられない人とかいないの?」 「まだ中3だぜぇ、いるわけないだろ。」 「恋に年齢は関係ないよ。誰だって、いくつだって忘れられないほどの素敵な恋なら…関係ない…」