浴室にある鏡。

顔を上げると自分の顔と向かい合う。


裸の自分を見て、嫌悪感が湧き出てきた。


こんなにも弱いのに、
強く握ったら、すぐに折れてしまいそうな細い腕なのに、
病気を1人で抱えてる。


そんな弱い私は簡単に人を傷つける。




人間ほど信用ならない生き物はいない。

信じていた人間に裏切られたときの悲しみはどれだけ重いんだろう。