この3週間が怖かった。 しかし、その願いも虚しく、とうとう明日慧が島へ来る。 その日の学校は憂鬱だった。 つい1週間前まで廉と私は口さえ利かなかった。お互いを避け続けていたけど、チカやミナ、純の努力で話すまでにはなった。 もともと東京に戻るつもりだったけど、ここの海が気に入った。