「碧ちゃん、コイツのファンなのか?」

本屋のおじさんが何気なく聞いてきた。



「………す…好きだよ。」


「コイツが出てる雑誌が今すごく売れてるからな。」


「ふぅーん、じゃあね。」




慧の人気が上がる度、慧を遠くに感じる。