夢のようだった。 私が慧に出逢ったこと 慧が私に出逢ったこと 病気、失明、結婚の誓い 今でも夢にみる。 見えなくなってしまった海。 みんなの顔。 真っ暗な世界に一人生きていく私。 そんな私の隣にいてくれる慧。 夢のように一瞬で始まった恋。 「俺が碧にもう一度、海を見させてあげる!」 その言葉を信じて、光を信じて、 暗闇で待っている。