「結婚しよ。」 「何言い出すの?」 今日は学校が早く終わったからと、慧が来てくれた。 「20歳になったら結婚しよう。」 「こんな私でいいの?」 「碧がいいの、碧だからいいの。」 「冴木碧さん、僕と結婚してくれますか?」 「はい、私を慧のお嫁さんにしてくれますか?」 「喜んで。」 そうして私たちは誰もいない病室で永遠の愛を誓い合った。